恋しい石畳、切ない石畳 東京市電が目覚める
2020年1月27日
路面電車と石畳の組み合わせが好きだ。
石畳の上を走り、揺れ、街を移動する。
今となっては貴重な時間だ。
長崎は元都電と石畳を見ることができる。
1944年(昭和19年)に廃止された路線が
今から開通するのではないかと思うほど街並みに溶けむ。
都電ではなく市電の時代。
昭和と平成を越え、令和に再び目覚めた。
昔の東京が現れた。
東京の路面電車に東京の石畳だ。
すぐ下に閉じ込められていた線路。
刻まれてしまった。
急に都電に乗りたくなった。
荒川車庫前へ。
5500形(5501)のPCCカー
現在の都電荒川線。
今の自分から見たら都電とは言い難い。
都電といったらこの姿。
都民の足として親しまれた都電は都市の発展に貢献し、
都市の発展とともにやがて姿を消していった。
現在では荒川線が残るのみである。
東京の懐かしさの一つが都電であろう。