ディーゼルは止まらない①
今年の夏休みは日本の夏を探しに行きたいと思うのであった。
自分らしい夏とは。
2020年(令和2年)8月9日
いくつになろうと夏がやってくると浮かれ気分。
何でもできる気がする無限の可能性。
今日もB寝台なり。
東京駅からサンライズ瀬戸に乗り明日の朝には香川県の高松市に着く。
前回サンライズ出雲に乗った時に次はサンライズ瀬戸にも乗ろうと思い今日叶う。
前日に券を購入したが下段しか空きがなかった。
東京駅で買ったおにぎりを3つ食べて就寝。
2020年(令和2年)8月10日
岡山駅で目が覚めるが出雲に行った時の様に再び眠る。
瀬戸大橋を渡る瞬間を見たい気持ちもあったが眠気が勝った。
車内放送で高松の名前が出た時とても焦った。
車内放送で目が覚める。
何も準備をしていなかった。
この日は終点が琴平まで延長されていたため助かった。
高松駅で30分も停車する。車内はガラガラだ。
とても暑い日本の夏が始まった。
終着駅は寂しいものだがこの高松から再び旅が始まる。
7時過ぎうどんを探しに駅を出る。
すだちの入ったうどんで朝の空腹を満たす。
せっかくの香川県だからお城を見ようと思った。
この際、四国四県の城を制覇しようと意気込む。
まずは丸亀城だ。
気持ちが昂る時刻表。
しまんと5号
高松(08:25)→丸亀(08:46)
時刻表を見つめ心が旅する。
時刻表は宝の地図の様なものだ。
また先の行き先を考えていたらもう丸亀駅に着いてしまった。
丸亀駅へ20分で到着。
駅から10分くらいで入り口に着くが天守が随分遠くに見える。
ここから登山が始まる。
城は攻めにくい方が良いに決まっている。
たどり着く前に歩き疲れた。見事罠に掛かってしまった。
天守にたどり着いてみたが予感が当たった。小さかった。
城についてまだ詳しくはないが基本はこのくらいの大きさが一般的なのか。
有名な城はどれも大きいからつい小さいことに対して残念に思ってしまう。
ここで丸亀市を一望した。
最上部で流れ込んで来た風が気持ち良かった。
高松駅に戻り徳島へ向かう。
うずしお11号
高松(11:05)→徳島(12:15)
徳島駅ではたくさんの車両を見た。
JR四国のキハ40に乗ることは出来なかったが
見ることができただけ贅沢と思えてしまうくらい貴重になってしまった車両だ。
夏の四国鉄道旅を体験してます。
徳島では駅地下で昼ご飯を食べただけで離れる。
通過地点となってしまった。
剣山7号
徳島(15:01)→阿波池田(16:16)
山間が美しい。この街を歩けばまた新たな出会いがあっただろう。
今は高知へ急ぐのだ。
南風15号
阿波池田(16:30)→高知(17:41)
南風は一番最初に覚えた特急列車だから乗らなければならない。
今回の旅でひとつの目標を達成した。
武市半平、坂本龍馬、中岡慎太郎の土佐の英雄の像が迎えられる。
さくらホテル高知で一泊。
先にチェックインを済ませ夜の高知を歩く。
高知なら鰹のたたきか。
このカツオを切っている時に切らずに丸々一本かぶりつきたくなった。
もう一品は鰹のお茶漬けを食べた。
鰹は一年に一回も食べない。胃も驚いてしまっただろう。
明日は高知城と土佐電に乗ろうと思い。
ホテルまで夜の高知市を歩く。
続く・・・