招かれて誘われて
2021年1月19日
旅にとって招かれざる寒さは今日も厳しく身体が冷えきった。
踏切はない。
空に張り巡らされた架線は路面電車の街のようだ。
松陰神社にやってきた。
松下村塾で吉田松陰は後の日本の偉人たちに大きな影響を与えた。
夢なき者に理想なし、
理想なき者に計画なし、
計画なき者に実行なし、
実行なき者に成功なし。
故に、夢なき者に成功なし。
今日も吉田松陰の思想は誰かの原動力になっている。
宮の坂駅に着いた。
静態保存されている江ノ電601号は今でも走りそうなくらい綺麗だ。
木から歴史を感じる。
重く動かすとガチガチと音を鳴らす。
江ノ電で活躍した後地元に戻ることができた。
ここで永遠の休憩だ。
勝運といったら世田谷八幡宮だ。
閑静な住宅街の一角に静寂なほどの落ち着きを見せる朱色。
狛犬もマスクを着用。
今日最後に訪れた場所は大谿山豪徳寺だ。
招き猫発祥の地で有名。
みんなお寺に来たのに猫に夢中だ。
手を上げるだけで小判は持たない。
招き入れてくれてありがとう。
境内に一匹の猫がいた。
人に懐いていて可愛い声で鳴いていた。
三重塔のある景色は良き。
日が暮れてきた。
今日の始まりの地三軒茶屋駅に戻り今日の旅を終えよう。