Learning to fly

旅する理由

朝の陽射しに向かって

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2020年(令和2年)6月10日

東京駅22時発サンライズ出雲が動き出す。

出雲市駅は9時58分着。12時間を経て島根県へ向かう。

きっかけは「出雲大社を見よう。」これだけだった。

そして寝台列車に乗っていくことが性にあっている。

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 一日が終わり、夜の街は眠りの中へ。

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さて行こうか。950キロ先へ。

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みどりの窓口で券を買ったのだが、

「10日発サンライズ出雲で空いてるところありますか。」

A寝台は空いてなかった。

B寝台は空いていた。

「先頭の車両で空いてるところをお願いします。」

どこでも良かったのだが、迷ったら前を頼んでしまう癖。

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8号車1番シングルはサンライズ出雲の先頭車両で先頭の寝台。

乗車券は東京都区内から出雲市で12210円

特急券が3300円でB寝台券は7700円の合計23210円だ。

 

個室ではNHK-FMのラジオを聴くことができる。

イーグルスの特集でホテルカリフォルニアから何曲かピックアップされていた。

New Kid in Townの歌詞の「Johnny come lately」は新参者という意味。

You look in her eyes  the music begins to play

Hopeless romantics here we go again

ここの部分が特に好きだ。とても美しい曲。

 

個室は丁度良い広さ、広くはないが圧迫感もない。 

静岡駅辺りで眠る。

2020年(令和2年)6月11日

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目が覚めたら伯備線を走行していた。

鳥取県の日野という街だ。

雨は止まない。

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12時間かけて出雲市駅に到着した。

少し肌寒い。

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駅舎は出雲大社に似せている。

まずは今晩の宿へチェックインする。

昼前からチェックインできるとは便利だ。

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テレビで島根の地方番組を見て出発。

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一畑電車出雲大社へ。

直線区間も大きく揺れながら走る。

時より飛び跳ねる感覚を味わいながら走る。

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駅舎は登録有形文化財だそうだ。

駅を出て右にまっすぐ進めばそこは出雲大社

雨が止んだ。

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ここは歴史的な地であり、神話の地でもある。

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毎度のことではあるが木の温もりで癒される。

木が語り掛けてくれるようで何も語ってはくれない。

結局は自分で思いをはせるしかない。

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因幡の白兎たちが祈りをささげる。

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ただただ感心してしまうほど大きいしめ縄。

出雲大社は一度は見たいと思っていたが、

実際に見てみればやはり来て良かったと思えた。

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イシガメたちにあいさつ。

一キロ西へ海に向かう。

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ここ稲佐の浜は国譲り、国引き神話の舞台だ。

旧暦10月10日に全国の八百万の神々をお迎えする浜でもある。

浜の上にあるが弁天島と呼ばれている。

昔は海に浸かっていたそうな。

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出雲に来たなら出雲そばを食べないと。

割子そばを食べる。

そばはどこで食べても味はあまり変わらず

そしてどれもおいしいと思っていたが、

出雲そばは他のそばと違った。

ぼそぼそ感が強いがこの方が好みかもしれない。

好きなそばを見つけてしまった。

薬味も独特で、もみじおろしの味が印象に残る。

 

そろそろ時代を進めようか。

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381系のやくもに乗り松江駅を目指す。

やくも26号岡山行き。

出雲大社を後にしてから雨が降り始める。

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日本に天守閣は12あり国宝の天守閣は松江城を含めて5つある。

今日も松江市内を見下ろす。

お城の一番の魅力は石垣だと思っているが

それ以上に松江城は色合いも良い。

大切にされているのだとすぐに分かる。

東南アジアの旅と違い、

日が沈めばもう宿に戻ろうと思ってしまう。

この日は天気も悪く、気温も低い。

気分もそこそこに帰ろう。

 

松江市から出雲市は特急列車だと30分、

鈍行だと50分かかる。

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学校帰りの中高生と一緒に揺られ出雲市駅に戻ってきた。

らしくないかもしれないが晩飯を食べてもう寝よう。

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宍道湖しじみラーメンを食べ疲れた身体を癒す。

翌朝7時45分まで熟睡した。

2020年(令和2年)6月12日

 駅の中にあるレストランで朝食を食べる。

島根県隠岐の名物はイカだ。

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出雲に来て一回の食費が全て800円を超える。

これが普通に思えないのはケチなのだろうか。

おいしいから許せるがこれでは何度も旅に行けない。

 

出雲を離れる時。

空港へのアクセスはバス一択だ。

30分の道のりで720円。

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空港で最後の昼ご飯。

最後はそばで終わろうか。

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日本航空:JL280

経路:IZO(12:20)→HND(13:40)

機材:B737-800(JA330J)

座席:26K

料金:24,690円(特便割引3-タイプC)

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この光景はもう見たくないな。

悲しいでしょう。